こんにちは。
大阪池田ペリオインプラントセンター院長の熊城です。
ここ数年、インプラント治療は歯を失ったあとの治療方法として普及してきました。
しかし、インプラントは「高い」というイメージから、なかなか一歩を踏み出せない方もいます。
逆に「格安」をうたった医院のずさんな治療を受けてしまい
健康被害を受けてしまった方の例も、残念ながら数多く存在しています。
そこで今回は、一人でも多くの方が安心してインプラント治療を受けていただけるように
インプラントの「治療費」にスポットライトを当ててみました。
■インプラントは他の治療法よりも「高い」のか?
インプラント治療は、保険治療の対象外(自費治療)になるため
ほかの治療法(入れ歯やブリッジなど)よりも一般的に治療費が高額になります。
しかし、治療時点ではなく、生涯の歯の健康という長い目で見た場合
インプラント治療は決して「高い」とはいえません。
例えば、入れ歯やブリッジは何度も作り変える必要が生じます。
入れ歯があわなくて毎日ストレスになったり
残っている歯に負担をかけてどんどん歯を失っていくこともあります。
第二の永久歯と呼ばれるインプラントは、こうした心配がほとんどありません。
その点を考慮するならば、決して「高い」治療法ではないと私たちは考えています。
■インプラント治療はどこにコストがかかるの?
とはいえ、インプラントの治療費はやはり「高額」です。
多くの方が「できるだけ価格を抑えたい」と思われるのも無理はありません。
しかし、インプラント治療が高額である一番の理由は単純に「コストがかかる」からです。
それゆえに必要なコストをカットした「格安」の治療は健康被害が生じるリスクがあります。
そこで以下では、コストがかかる理由とコストカットのリスクについて説明してみます。
・外科手術を伴う
インプラント治療は「体内にインプラントを埋め込む」ものです。外科治療を伴うため、感染予防に配慮した手術室などの設備が必要になります。
「格安」をうたっている医院は、この感染症予防に対する設備投資の部分をコストカットしている場合が多く、インプラント手術後に顎骨の炎症や副鼻腔などのリスクが生じる可能性があります。
・メーカーによってインプラントの価格が異なる
インプラントには、車などと同じように国内外の様々なブランドがあります。
高額なインプラントを販売しているメーカーは患者さまにとってより生体親和性の高い(カラダになじみがよい)インプラントを使用しており、安全性が高いといえます。
その一方で「格安」のものは実績数が少なく、そもそも日本で許可が下りていないインプラントも数多く出回っており、当然ながらリスクが伴います。
・インプラントの上部構造の素材
インプラントにかぶせる上部構造(歯の部分)の素材によっても、値段は変わります。
一般的には、高強度のセラミックの素材を用いるのですが「格安」のインプラント治療ではこの素材やパーツをできるだけ安価な材料にすることにより価格を抑えています。
その結果、口の中という過酷な環境に耐えられるだけの十分な耐久性が得られず、後々歯が欠けたりパーツが破損するなどのトラブルが生じることがあります。
■安心して治療を受けられる医院選びの3つのポイント
このようにインプラント治療は決して「安ければいい」わけではありません。
大切なのは、価格よりもまず「安全かつ適正な治療を行ってくれるか」どうかです。
極端な話ですが、たとえ高額な治療費を提示されたとしても
その内実が必要なコストをカットされた「格安」の治療では元も子もないからです。
安全かつ適正な治療をしてくれる医院の見分け方としては、次の3つがポイントになります。
1.滅菌や感染予防についてしっかりと設備投資を行っている
2.信頼できるメーカーのインプラントを使用している
3.上部構造(インプラントの歯の部分)に適切かつ最新の素材を用いている
これらの3つのポイントを満たす医院においては
まず最低限の安全性は確保されていると考えてよいと思います。
もちろん、実際の歯科医院選びのときは治療の安全性に加えて
「より満足度の高い治療が受けられるかどうか」も考慮に入れておきたいところです。
大阪池田ペリオインプラントセンターは、治療開始時に十分なインフォームドコンセントを行い
アフターケアも充実させるなど、患者さまの「歯の健康と幸せ」を最優先に考えております。
インプラント治療を検討中の方は、どうぞお気軽にご相談下さいませ。