こんにちは。
大阪池田ペリオインプラントセンター院長の熊城です。
今回は、インプラント治療後のお話をしたいと思います。
■インプラント治療はどのくらい持ちますか?
基本的には10年と言われていますが、治療後のケアにより半永久的に寿命を延ばすことも可能です。
ですがインプラントがしっかり合っていないと汚れがたまって歯周病の原因となり、
咬み合わせが良くないと不適切な力が加わり、インプラントの寿命が短くなる原因になります。
歯ぎしりが強い場合もダメージとなりますので、防止用のマウスピースが必要となります。
インプラントを長く保つには、治療後に定期的なメンテナンスが重要です。
メンテナンスとしては、インプラント部に異常がないかチェックをし、咬み合わせ調整を行うことで、
周囲の歯の圧力に影響を受けないようにバランスを保っていきます。
■治療後はどんなケアをすればいいですか?
歯科医院での定期クリニックを受けながら、
毎日のケアを怠らないことがインプラントを長持ちさせる秘訣です。
天然の歯と同じように歯磨きをするようにしましょう。
インプラントは汚れても虫歯にはなることはありませんが、
汚れることによりインプラント周囲に殺菌が増殖し、
それが出す毒素によりインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)になってしまいます。
歯と歯肉の境目を丁寧にブラッシングし、磨き残しのないようにします。
また、たばこは血行を悪化させ歯周病に感染しやすくなるほか、
インプラントと骨の結合を阻害することもあります。
糖尿病などの生活習慣病も歯周病のリスクを高めるので、全身管理も大切です。
インプラントの寿命を延ばすためには、習慣生活の管理、禁煙を心がけるようにお願いします。